新刊にも書いたとおり、保険業法186条によって海外の損害保険や生命保険に入ることは実質禁止されています。
日本人だから日本の保険にしか加入してはならないというのは、ものすごく危険な論理です。
今回のような大災害が起きると痛感します。
東北に加えて関東一帯が地震やそれに伴う火災や津波で家屋や生命に被害が及んだ場合、すべての人が日本の保険に加入していて保険金が規定通りおりると思いますか?
もし、日本中が災害になったらどうですか?ウイルステロが起きたらどうですか?
ある一定の規模を超えてしまうと支払い不能に陥ってしまうことは容易に想像がつきます。
日本人が日本の保険だけではなく、世界中の保険会社に分散して加入していればかなりなリスクヘッジになるはずです。
少なくとも、日本人がほとんど加入していない保険に入っていれば我が家は救われるでしょう。
しかしながら、これが法で禁じられているのです。
いったい誰のための金融鎖国なのでしょうか。
日本の保険会社、銀行、証券会社の売り上げを守るため(=結局は自分たちの天下り先の確保のため)に、金融鎖国政策をしているとしか思えないでしょう。
金融鎖国は国民のためにならない!という信念を持って、これを打破することに取り組む方が増えて欲しいと切に願います。
3 件のコメント:
久保先生、ご無事でしたか。
名古屋のHより
新書籍、早速読ませて頂きました!
素晴らしい内容で、本当に勉強になりました。
この本を日本国民全員が読むべきだと思いました。
長野のS.T
おっしゃる通り、金融鎖国 実感いたします。
微力ではありますがお手伝いいたします!
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