保険は万が一のための保障を用意するものなので、本来は掛け捨てであるものなのです。
それを掛け捨てがもったいないと思う日本人の心に上手く付け込んで、貯蓄性の保険というものがたくさん売られました。
満期までに死亡した場合は遺族に死亡保険金が、満期まで生きていた場合は満期金が受け取れるのが養老保険という貯蓄性の保険。学資保険もこの養老保険の一種です。
死んだら保険金が出るが生き残ると保険料がパーになるという掛け捨ての定期保険に比べて、死んでも生きてもお金がもらえると言うのはなんだか物凄く得に思えますよね。しかし、果たして本当にそうなのでしょうか?
貯蓄性の保険は、保障+貯蓄なので保険料が非常に高い。一方、掛け捨ての定期保険は保障だけなので比較的保険料が安い。よって貯蓄はたとえば銀行預金などで別に行えます。
保険は保障だけの掛け捨てにして、貯蓄は保険以外で行った場合、死亡時には遺族に死亡保険金とさらに貯蓄も残せます。また、現金必要時にはいつでも貯蓄は取り崩せますね。
一方、保障と貯蓄を一体化した貯蓄性の保険で積み立てていた場合は、死亡時には死亡保険金しか遺族に残せません。また、現金必要時に取り崩しは一切できず、わざわざ保険会社に利息を支払って契約者貸付を受けなければならないのです。
どうですか、保険は保障だけにして貯蓄は預金などにしたほうが本当は遥かに得なのです。
終身保険、養老保険、学資保険などの貯蓄性の保険は、これまた保険会社のための保険だったと言える訳です。
さらに、貯蓄性の保険で毎月積み立てるというのは実質的には毎月国にお金を貸してることになるのですが、これについてはまた次回。
4 件のコメント:
確かに!!目から鱗です。
契約者貸付にどれほど矛盾を感じていたことか、もう保険屋の言いなりにはならないぞ。
こちらも知識を付けないといけませんね。
長野 HYO$
なるほど納得です。
保険に対する考え方を変える良いきっかけを頂きました。
ありがとうございました!!
長野のS.T
本日は、2本立て個別のご対応ありがとうございました。
いかに、
「第3世代のライフプランナー」を増やす事が、皆さんの無駄に気付かせてあげられるのかと思います☆
保険屋さんには、
改心して頂きますっ!
長野のH
松本のセミナー参加させていただき ありがとうございました。 それにしても長野のかたの投稿が多いですねえ......
保険のコンシェルジュなるものに見直しを勧められ 3回目の訪問でさきほどお断りしてしまいました。 もしこのブログに出逢っていなかったら契約してしまったかもしれません。
保険が悪いのではなく 冷静客観的に判断する必要があると思います。
長野 片桐
コメントを投稿