2012年5月27日日曜日

罪を憎んで人を憎まず2

投資詐欺は許せません。
この世から本当になくなってもらいたいと願います。
しかしながら、私は個人攻撃をするつもりはございません。
したがって、コメントに実名を入れた場合には申し訳ないですが削除させていただきます。
このblogの管理人はワタクシ久保雅文です。
堂々と自分の名前を出して発言はするが、個人攻撃はしない。
これが「日本男児」たるものの当たり前の姿勢と思いませんか。

ところが、世の中にはまったく逆の卑怯者もいるようですね。
自分は匿名で相手を実名で批判するような女々しい男がいますね。
blogで私のことを間違って取り上げてくれております。

私は、投資詐欺に引っ掛かったことも勧めたことも一切ありません。
逆に、投資詐欺にあわないポイントを的確に教えて回っております。
「大事なお金は絶対に金融機関以外には預けない。これを一生守り抜けば投資詐欺にはあいません」
銀行や保険会社というれっきとした金融機関の自分名義の口座に直接預ければ、詐欺に遭うリスクはありません。
著書にもこのことは述べております。
そんな私が他人からお金を集めてファンドを組んだり、お金を預かったりする訳がないでしょう。
私募ファンドなど存在すらありませんよ。
よく調べもせずに、私のことを金を集めたので出資法違反だなどと述べています。
まったくの事実無根なのでこれは完全な名誉毀損となります。
名誉毀損は刑事罰がありますので、民事裁判だけでなく刑事告訴の準備に入ります。
この男のように、匿名で相手を批判する卑怯者は誰かが懲らしめないと、ネットの世界がいつまで経っても大人の世界にならないと思いませんか?

そもそもこの人物、自分がニュースキンビジネスで泣かず飛ばずだったことを根に持っていますね。
この人物と同じ時期にニュースキンビジネスをスタートして、現在成功している人は何人も存在します。
ニュースキンのようなネットワークビジネスでの投資は事業投資であり、投資=登録してからどれだけ努力するかによって結果は変わってくるのです。
ですから、努力の足りなかった者が努力した者を批判するのは実に女々しい行為と思うのは私だけではないはずです。

同時期にプロ野球選手になって一軍に上がれなかった者が、イチロー選手を批判しているように写ります。
あるいは、自分が受験に失敗したことを一流大学に合格した人のせいにしているようであり、実際にそういう経験の持ち主ではないかと私は見ています。

2012年5月26日土曜日

悪いのは胴元だけではありません

投資詐欺はボンジスキームと呼ばれる自転車操業のネズミ講です。
後に出資した人のお金から先に出資した人への配当や紹介者と呼ばれる業者へのコミッションが払われています。

従って、投資詐欺において得たお金は名目の如何に関わらずすべてが「不当利得」なのです。
紹介者が得たコミッションは紹介者が募った客が出資したお金の運用益から発生していたのではありません。
もっと後から出資した見ず知らずの客が出資したお金がコミッションに回されていたのです。

それから、客が毎月もらっていた配当も不当利得です。
配当は自分が出資したお金の運用益ではありません!後から出資した客のお金がそのまま配当に回されていたのです。
さらに、客の中には自分が他の客からお金を集めて自分名義で出資して利ざやを抜いていた人もいます。
こういう人は客の皮を被った業者なのです。

さらにはもっとスゴい強者もいるようです。
他の客から金を集めて自分名義で出資すると言っておいて、実際には出資せずにその金から少しづつ配当しながら投資詐欺本体の破綻を待つ。
破綻すれば、投資詐欺本体のせいにする。
こんな詐欺の上前をはねる詐欺オブ詐欺師みたいな人もいるようです。

とにかくボンジスキームの投資詐欺から得たお金は名目の如何に関わらずすべてが「不当利得」なのです。
配当をまったくもらっていないか、出資したお金未満しか配当をもらっていない人が被害者です。
胴元、コミッションを得た紹介者、出資したお金を上回る配当を得た客。
はみんな加害者です。


被害者を救済するには、誰がいくらのコミッションや配当を得たかを公表し、すべての不当利得を返還させて被害者に返すのが早いと思います。
スポーツアービトラージなどという馬鹿げたボンジスキームがなかった状態に戻すことが妥当です。

そして、今回は胴元がすべてのデータを公表するという説が濃厚です。
誰にいくらのコミッションや配当を渡したか、その口座まですべて公表する準備がどうやら整いつつあるようです。

胴元としても、自分達だけが加害者にされるのは嫌だろうし、被害者救済のためには当然すべきことだと思われます。
公表されれば、不当利得を返還せざるを得ないでしょうし、応じない人には国税局からの追求があってしかるべきでしょう。

胴元にはおそらくほとんどお金は残っていないでしょう。
紹介者の中には胴元以上に儲けた人もいるようです。
吉本芸人の「~じゃあーりませんか」という人に似たニックネームで暗躍した人は数十億円ものコミッションを得たと言われています。

みなさん、胴元だけではなく不当利得を得た人全員を追求しましょう!

2012年5月22日火曜日

投資詐欺は自己責任ではありません!

投資は自己責任です。
それが事業投資であれ、金融投資であれ損したからといって他人のせいにすることはできません。
なぜならば、損したという人も得する可能性があったからです。
投資の場合は儲かる可能性も損する可能性もフィフティフィフティです。
正々堂々の戦いですので、損したことを得した人のせいにすることが恥ずかしいことなのです。
入試などで落ちたことを合格した人のせいにしているようなものです。

これに対して投資詐欺はまったく異なります。
投資詐欺は、被害者にとってはもとから儲かる可能性がゼロなのです。
被害者は正々堂々の戦いに敗れたわけではないのです。
後ろから斬りつけられたり、寝こみを襲われたりだまし討ちに合ったようなものです。
被害者は加害者側にもっと怒るべきなのです。

投資は自己責任ですが、投資詐欺は自己責任ではありません!

ギャンブルに例えると分かり易いかもしれません。
普通のギャンブルは勝つも負けるも五分と五分。
勝ったかもしれない勝負に負けてごちゃごちゃ言うのは女々しいだけです。

しかし、イカサマギャンブルは別です。
最初から勝つ可能性がゼロだった訳ですからね。
これは大いに吠えるべきです。

フランチャイズやネットワークビジネスや株式投資などは稼げる儲ける可能性があった訳ですから失敗しても自己責任です。

投資詐欺は、儲かる可能性がゼロだったのですから怒っても恥ではないのです。
もっと怒ろう!

2012年5月19日土曜日

利用されるのも利用するのもいいことだ

「あの男(女)に利用された」
と嘆く人間がいます。

これは日本語が間違っています。
正しくは次のようになります。

「あの人に利用されている間はとても幸せな気分を味わえたが、私の利用価値がなくなって利用されなくなったことが悲しい」

そうなのです。
利用されたことが問題なのではなく、利用されなくなったことが問題なのです。

そして、その原因は自分が自分の利用価値を下げてしまったことなのです。

このことがわかる人は努力しようとします。
わからない人はなんでも他人のせいにします。

これは恋愛でも、ビジネスでも、友人づきあいでも同じことです。

例えば恋愛において、なぜ人は気が変わるのでしょうか?
それは気が変わった人のほうが悪いのでしょうか?
それとも、相手の気を変えてしまった側に原因があるのでしょうか?

どう考えるかによって、次の恋愛も同じようになるのか、それとも今度はそうならないのかが決まるのだと思います。

人を利用することは悪いことではありません。
なぜならば相手の利用価値つまりは長所を認めてあげているということだからです。

ビジネスも友人づきあいも恋愛も、お互いの価値と価値の交換で成り立っています。

今後も自分の「利用価値」を上げ続けることに、日々精進しようと思います。

アメリカこけたら皆こける

米ドルを持つリスクに必要以にこだわる人がいます。

そんな人は、重要なことに気づいていません。
それは、ドルが暴落したりアメリカ経済が失速すればドルを持っていなくても打撃を被るということです。

2007年1ドル120円台だったドルが、リーマンショックとそれに伴う金融緩和によって1ドル70円台までドルは暴落しました。
この思わぬ円高ドル安によって、日本の輸出産業や製造業は大打撃を受けました。

そこで働いていた派遣社員などの非正規雇用者がリストラされました。

彼らがドルを蓄えていたと思いますか?

アメリカがこけると、ドルを持っていなくても世界の人々は打撃を受けるのです。

一方、アメリカ経済が成長すれば高金利政策にまた転換しドル高になるでしょう。

ドル高円安になれば、今度は円ベースでの物価が上昇し円資産は目減りします。
こうなった時に備えてドルを蓄えていれば、資産は逆に殖えます。

アメリカは移民を受け入れていますので、先進国でありながら新興国並みの人口上昇国です。
これからの40年で1億人増える見込みです。

人口が増えれば内需が増え、経済は成長します。

一方、日本は…

長期的に見れば円とドルはどちらがリスクが高いのか。
もう一度よく考えましょう。

2012年5月14日月曜日

不当利得

投資で得た利益は、それが事業投資であれ金融投資であれ正当な成功報酬と言えます。

80年代に不動産投資をして90年の暴落前に売り逃げた人はその判断力は称賛されるべきものでしょう。
仕手株においてピークで売り逃げた人も勝負のまっとうな勝者です。

前回述べたように、フランチャイズ店で成功した人も失敗者から攻められるいわれはないでしょう。

しかしながら、投資詐欺だけは別だと思います。
投資詐欺は謳われている投資が実際には行われていないからです。

記憶に新しいところで香港を舞台にFX運用で高配当を謳った121ファンドがありました。
実際には運用など真っ赤な嘘で、新規に加入した人の投資資金を前に加入した人への配当や業者へのコミッションに回しているだけの自転車操業つまりはボンジースキーム(ねずみ講)だった訳です。

このように、投資詐欺は新規の人の出資金がそのまま業者にコミッションとして渡されているのです。
ですから、121ファンドにおいて知人からお金を集めた業者がその知人たちに弁済しても被害回復したことにはなりません。

なぜならばその業者が得たコミッションは自分の知人のお金から発生していたのではないからです。
コミッションは彼のまったく知らない遥か後に加入した新たな出資者が出したお金から発生していたのですから。

業者が得たコミッションはまさに不当利得なのです。
その不当利得を本当の被害者に返還して初めて被害回復をしたことになるのです。

2012年5月13日日曜日

事業投資・金融投資・投資詐欺

事業投資と金融投資はまったくの別物です。
例えると、ローソンのフランチャイズ店を出すのが事業投資であり、ローソンの株を買うのが金融投資です。
事業投資は投資してからが勝負の投資であり、同年同時刻に投資した人の結果はバラバラとなります。
結果は投資してからの努力次第であり、大繁盛店になる人もいれば店を潰す人もいます。

そんな店を潰した人から本部の悪口を聞いたらどう思いますか?
一つも繁盛している店がなかったら、本部の指導や経営方針に問題があるのでしょうが、繁盛している店が一つでもあれば、潰した人の努力が足りなかったと思うのが普通ではないでしょうか?


一方、金融投資は投資するまでが勝負の投資であり、同年同時刻に投資した人は同じ結果となります。    自分の努力で株価を上げることは不可能なので、投資するまでにその後の値動きを分析して予測することに注力することが大切です。投資は自己責任であり、予測が外れたからといって証券会社や営業マンのせいにすることはできません。


投資詐欺はまったく違います。
ローソンの株を買うよとお金を集めておいて、株に投資しているフリをして実際はしていないのが投資詐欺です。
いかにも運用益が出ているように見せかけながら、新規資金を呼び込んで回している自転車操業です。
投資詐欺は自己責任ではありません。
胴元と営業マンの責任を追求すべきものです

2012年5月11日金曜日

感服いたしました

香港を舞台にしたスポーツアービトラージが破綻したという話題が全国を駆け巡っています。
月に数%の配当を謳ったこのスキームに多くの人が乗り、被害総額は200億円を超えると言われています。

単なるお客さんだけでなく、これを業として行っていた人間も多くいたようで、中には月間数千万円ものコミッション収入を得ていた人もいるようです。

そんな大手の業者の一人が大阪の実業家です。
彼はなんと、破綻する直前に自分と顧客と傘下の業者の出資したお金をすべて解約して引き上げていたようです。

これは中々できることではありません。
おかしいと思っていても、配当があるうちはもうちょっともうちょっとと思ってしまうものです。

それを、危ないと知ったらスパッと切れる。
これには本当に感服いたしました。

このスキーム。
自転車操業と言われながらも5年ぐらい続いたのは、配当やコミッションが再投資されていたからでしょう。
再投資していた人たちは信じ切っていたのでしょう。

もちろん、賢明な彼は得たコミッションを再投資するヘマなどしていないでしょう。

本当に世の中には凄いやつがいるものです。

彼の英断は尊敬すべきでしょう。