2011年2月2日水曜日

積立の利回り

IFA各社が発表している運用成績は、そのポートフォリオの年率リターンを示したものである。
つまり、年初にそのポートフォリオに一括で投資していれば年末に何%増減したかを示しているのです。
したがって積立の場合はその実際のパフォーマンスはかなり複雑となります。
前年までに積み立てた資金は、年初にそのポートフォリオに一括投資したのと同じことなので年末には年率分殖えることとなります。20%ならば1.2倍になります。
しかしながら、新規に積み立てた資金はそうはなりません。6月に積み立てた資金は半年しか運用されていないわけですし、途中のポートフォリオの動きによって全然変わってきます。
新規でその年に積立を始めた場合などは、何月から始めたかによって、まったく異なるパフォーマンスとなるのは言うまでもありません。

5年間の平均利回りが20%だからといって、投資資金が5年間20%で複利運用された訳ではないのです。
では、どうすれば積立の利回りを算出できるのでしょうか?
これは投資家個々人が逆算して計算するしか手はありません。
運用レポートをみて、総投資金額と積立期間、ポートフォリオの時価総額から金融電卓などを使って算出すると、利回りが出ます。

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