2011年7月13日水曜日

信託報酬(マネジメントフィー)のほうが遥かに大きい

欧州保険会社からIFAに支払われる手数料には二種類があります
ひとつ目がお客様の契約金額に対して支払われる一時金です。
IFAには契約金額の4.2%が支払われているようです。(有力なIFAではそれ以上の料率の所もあるようです。)
月々五万円の25年満期であれば契約金額は1500万円で、その4.2%の63万円がIFAに払われます。
もうひとつが信託報酬(マネジメントフィー)で、お客様の貯蓄口座の時価総額に対して毎年1%がIFAの手数料収入となります。
1%と4.2%を単純数字で比較すると、一時金のほうが4倍以上となりますが、信託報酬は三年目以降毎年発生します。結局23年間の貯蓄口座の時価総額の総和に1%を乗じた金額がIFAの手数料収入となります。
では、この貯蓄口座の時価総額の総和を推計してみましょう。
五万円の25年満期契約を締結したお客様が平均的に10年で積み立てを停止され、運用利回りは10%という仮定で計算してみますと、貯蓄口座の時価総額の総和はなんと!二億五千万円!にもなります。
これに1%を乗じた金額の250万円がIFAの収益となるのです。
どうですか?
遥かに信託報酬(マネジメントフィー)のほうが大きいでしょう。

ただ、この信託報酬を継続してIFAが得るにはお客様が他社に移管しないという大前提があります。

カスタマーサポートが充実しており、安定したポートフォリオ運用をしている。何よりも25年間企業として存続していることが肝要で、経営者が長期的視野で事業を行っている姿勢が大切なのです。

継続的収入である信託報酬(マネジメントフィー)に重きを置いている所が優良IFAであるのは言うまでもありません。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

一時金も凄いと思いますが、信託報酬(マネジメントフィー)はその遥か上を行く凄さですね。
また、優良IFA選びのポイント、とても勉強になりました。

長野のS.T