2013年4月8日月曜日

最初から損する計画で事業やってどうするの?

不動産経営をわざと赤字にして、サラリーマンの給与所得を損益通算して節税を図る。
これ、バブル期までのノウハウですよ!

バブル崩壊までの日本では、不動産価格は年々上がっていくのが当たり前とされていました。
また、物件価格の高騰によって賃料利回りは下がり、ローンを組むとキャッシュフローが生まれなくなっていました。

そこで、考え出されたのが損益通算で税金の圧縮を図り、節税分も返済原資に回してひたすら耐えしのぐ。
耐えしのげさえすれば、毎年価格は右肩上がりなのですから適当な時に売却すれば持ち出しなしに確実に値上がり益(キャピタルゲイン)を得られますよ。
という訳です。

そう、この投資方法はキャピタルゲイン狙いなのです。

では、今のご時世でこれをやったらどうなりますか?

節税分まで返済につぎ込んでひたすら耐えしのいだあとは何がありますか?
1500万円で買った物件が2000万円で売れると思っていますか?

耐えて耐えて耐えたあとに待っているのは確実なキャピタルロス(売却損)です。

お分かりいただけましたでしょうか?
儲かるのは悪徳業者だけなのです。

バブル崩壊後の不動産投資では「キャピタルゲイン」を狙ったらダメなのです。
インカムゲイン(家賃収入)でキャッシュフローを出し、そのキャッシュフローによって不動産経営の規模を大きくしていく。
これが現在の日本でできる方法なのです。

だいたい、これから事業やるのに計画的に赤字っておかしいでしょう。

不動産経営で毎年赤字出してると「無能大家」と烙印を押されて、二度と銀行融資も受けられないでしょう。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

不動産経営を赤字にしとけば、サラリーマン
所得と損益通算して税金が安くなる。

こんなトークどこかで私聞きました・・。