ギリシャが財政破綻に陥ったのは統一通貨ユーロに原因がある。
もし、ユーロなどなくてギリシャ独自の通貨ドラクマであればこうはならなかっただろう。
国家は財政危機に陥れば通貨安政策によって表面上は財政破綻を回避することができる。
自国通貨を大量に刷って、通貨の価値を半分や三分の一などに誘導すれば、表面上の税収は増えて国家の借金は減る。
米国はまさにこれに似たことをやったのである。
もちろん、ギリシャが独自通貨ドラクマを切り下げればインフレが進行して国民の生活は苦しくなります。
それでも、財政破綻が表面化するよりはましなのです。少なくとも、周辺諸国に悪影響が今ほど及ばなかったでしょう。
ところが実際は通貨が統一されているのでこの手が使えなかったのです。
国家を統一せずに通貨だけ統合することに無理があったと言わざるを得ません。
3 件のコメント:
なるほどです。
現在はヨーロッパの国は殆どがユーロなので
他の国がギリシャの様になってしまう可能性がある・・。
この一刀両断ブログのおかげで日々私はかしこくなって行ってます。
ありがとうございます!
今の日本の政策もそうだと思います。自国は原発問題・震災の復興をはじめ、数々の問題を抱えているのに、私たち国民に、全くメリットのないTPPに参加する姿勢を見せている。。
TPPに参加し国の産業が衰退し、デフレで物が売れないところに追い打ちをかけ、
日本はますます危ない。
久保先生は今後の日本がどのような方向に進んでいくとお考えですか?
↑このような日本の政府の動きは、アホなふりしてまた、国民を出し抜く意図的な戦略なのでしょうか。
アメリカのオバマ大統領に一旗揚げさせるためだけではないように思えるのですが。。。
また、オバマ大統領はラジオ番組の中で輸出増大政策、雇用機会拡を何度も連呼していました。同時にみんな、貯金しろよ~、的な内容も話していましたが、
これは、対新興国ドル安(インフレ)を見越した発言なのかしら?
今の日本政府みたいなこと考えてるんですかね?
いずれにせよ、もっと勉強しなきゃ。
いつも両断してくださってありがとうございます(笑)
あなたっていったい何者。。。?
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