日銀が予想どおり、追加緩和に踏み切りました。
7~9月期のGDPがよほど良くないので、発表前に先回りしたのでしょう。
それにしても、年間に80兆円もの資金供給とは、国家の年間借金額どころか国家予算を丸ごと日銀が作り出しているようなものだ。
これに市場はポジティブサプライズの反応を示した。
日経平均株価は700円以上上昇し、週明けもさらなる上げが見込まれているようだ。
ドル円レートは112円を突破した。
夏のドル円レート上昇は、米国金利上昇予測による円安ではなくドルの独歩高でした。
円は、ドル以外のユーロ・豪ドル・レアルなどには逆に円高方向でした。
今回は、日本の要因のためドル高ではなく円安です。
他の通貨に対しても、円は下げています。
海外リートやハイイールドファンドなどを買っている人も、今回は期待していいでしょう。
これで、消費税の10%への増税は決定か!
との見方が多いようだが、逆の見方もできます。
QE2(量的緩和第二弾)は、増税をもしも見送った場合のヘッジファンドによる日本国債の空売り仕掛けを阻止あるいは対抗できる規模だということです。
安倍政権は、増税と延期のどちらも選択しやすくなったということだろう。
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