2011年7月30日土曜日

権利と義務

誰もが成功をする権利も幸せになる権利もあります。
しかしながら、どんなビジネスでも成功する人はごく少数という結果となります。
成功する人や幸福になれる人は、そのための義務を果たした人だけに限定されるからです。

取引相手からいい条件を得たければ、それに見合う実績を納める義務があります。
野球選手が高い年俸を貰おうと思えば好成績を出すのは当たり前のことです。センター試験で高い点数を取らないと一流大学に合格することはありません。
こんな当たり前のことが常識として身についていない人がいることには本当に驚かされます。

欧州保険会社の年金プランを紹介する業者の中には、「自分が日本で最も好条件を貰っている」ということを自慢するひとがいるそうですが、もし私が直接聞いたならば直ちに、「ということは日本一の実績を出しているということですね。料率と同時に月間および年間実績を教えてください」と言うだろう。
最も高い年俸の野球選手は、防御率か勝利数か打率かホームラン数のいずれかが一番であたり前ですよね。
「権利を手にしていれば、それに見合う義務を果たしていて当然!」ということが常識となっている人ならば、権利を主張する人には即座に義務を問いただすことが当たり前にできていると思います。
これが当たり前でない人は、権利と義務の関係が常識となっていないのだろう。
とっさに出ないことは、日頃から思っていないことなのだから。

残念ながら、日本人に増えていると思います。権利だけ人間が。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

権利だけを主張する人は本当に多いと、つくづく思います。