2011年8月26日金曜日

PER10倍とは驚き

ここのところの株価の下落によって世界平均株価の株価収益率(PER)が10倍という異常事態となっている。PERとは予想一株当たりの利益に対して株価が何倍をつけているかという数値であり、株価が割高なのか割安なのかを判定する際の指標。
もっとわかりやすく言うと、企業の年間利益に対してその会社を買う際に何倍の資金が必要かということで、だいたい非上場企業で10倍上場企業で30倍が目安とされている。
ここから考えると上場企業の平均PERが10倍は驚きなのです。

市場は世界各国の政治について「ノー」を突き付けているのでしょう。
日本は政権争いばかりで何も進まない。アメリカはアメリカで議会での争いごとによってもう少しで国債がデフォルトになるところでした。
民間企業で言えば業績を追及せずに社内での出世争いに明け暮れているといったところだ。
これでは世界の株式市場は下落するはずである。

しかしながらこれは、政治がまともに機能し出せば急反発もありうることを逆に示唆しているのだろう。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いつも、的確なご判断、敬服いたします。
まさにその通りですね!
この数年間は絶好の資産移転のチャンス到来だと理解しています。
超円高や株安。
日本人に与えられた最後のチャンスと捉えています。