2012年1月24日火曜日

変額年金保険の契約者保護のしくみ

日本の生命保険会社のセーフティーネットについて分析しました。

生命保険会社が破綻した際には、契約者保護制度によって破綻した時点での責任準備金の最大90%までが保護されます。
一般的な生命保険の掛け金は、一般勘定で運用され公社債や融資など様々な運用がなされます。
運用成績に関わらずまた実際の死亡率に関わらず、満期金・解約返戻金や死亡保険金の金額は加入者に対して保証しているので保険会社はリスクを負っています。ですからセーフティーネットが必要なのです。

一方、変額年金保険の掛け金は特別勘定で運用されます。
特別勘定は一般勘定とは分別されており、加入者が指定したファンドなどで運用されます。
変額年金の年金額は保証されておらず、運用に関するリスクは加入者に係り保険会社にはリスクがありません。
従って、保険会社が破綻しても特別勘定は分別管理されており、時価総額の100%が保護されるのです。

以上のように変額年金保険は運用に対する保証はないが破綻に対する保証は100%という訳です。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

久保さん、いつも最新の情報をありがとうございます。
時価総額の、100%を保証して頂けるって安心感が増しました。
たくさんの方に、知って頂きたい内容です!

これからも、よろしくお願い致します。