2014年4月1日火曜日

幻の資産②


国には一千兆円もの借金があり、一方で国民には一千兆円の個人金融資産がある。

何故このようなことになっているのか?
詳しくは拙著「億の富の作り方」で述べていますが、簡単に説明すると以下のようになります。


この国が借金まみれになったのは、国民から徴収する税金額が少なかったからです。


一方、国民がせっせと預貯金が出来たのは税金が安かったからなのです。


昔から消費税20%などで所得税住民税も高かったら、国民は余裕がなく個人資産を築くことが出来なかったでしょう。
その代わり、この国は無借金経営が出来たことでしょう。


そうなのです。
誰が考えたか知りませんが、今の状態はわざと作られたのです。


税金を安くしておけば、国民は勤労意欲が湧き、余りをせっせと金融機関に貯蓄してくれる。
そして、そのお金を国は借り放題という仕組みを作ろう。
という企みです。


表向きは税金が安く個人資産が持てるので、日本はいい国だ!
自民党はいい政党だ!
と国民は思わされた訳です。


ところが、実体は個人金融資産は国が借り尽くして、すでに使い果たしているのです。


そうなのです。
国民の金融資産なんて最初から本当は幻だったのです。
銀行には数字があるだけで、お金が有るわけではありません。


昔から適正な税金を課せられていたら、国は無借金で国民は個人金融資産などないのです。

そして、それが真のこの日本の姿なので、個人金融資産は幻であると言わざるをえないのです。


では、今通帳に記載されている預金残高は幻だからと諦めるのか?
諦められるのか?

 次回は幻の資産を現実の資産に変える方法を考えてみましょう。

0 件のコメント: