2017年6月25日日曜日

D9クラブが最速で飛んだ原因と対策①

ベットフェアという大手ブックメーカーで13年間も勝ち続けてきたという触れ込みで、昨秋日本にやって来たD9クラブ


4月の15日において、システム障害による出金遅延が始まりましたので、この時には実質的に破綻していたのでしょう。


1日10%もの収益を上げて、そこから1日1%を投資者に配当する。
こんなアホな話を本気で信じた人はそんなにはいないでしょう。

まず、そんなに勝てるならば金など集めずにひたすら自己資本を複利運用するはず。
また、そんなに勝ち続けたら、とっくに出入り禁止になってますわな。
ギャンブルは、パチンコもカジノも勝ち過ぎると出禁なりますよ。


ですから、こんなものは多くの人がポンジスキーム詐欺と気付いていたと思われます。
少なくとも、多くの人に広められた最高権利者になれたような優秀な方々は、故意に行った確信犯であることは間違いありません。

さらに、そのすぐ回りで立ち回った人たちも、もしかしたら詐欺かもな?ぐらいは考えていたと思われます。
(刑法でいう、未必の故意犯)


かつての投資詐欺である121ファンドにやスピーシーにおいては殆どの人が本当に運用されていると信じていました。
この頃のポンジスキーム投資詐欺に関わる人は、一人のワルと99人のアホという構図だった訳です。
それに対して最近のハイプと呼ばれる高利回りポンジスキームにおいては、
少なくとも3割ぐらいはワルではないかと思われます。
そのぐらいD9クラブは、突拍子もないネタで、信憑性のかけらもありませんでした。

1日1%で月に30%の高利回りも原因の一つだが、D9クラブには最速で飛んだ別の原因があります。

そして、その原因が分かれば、真に悪いのは誰なのか?
追求すべきは誰なのか?
が見えて来ます。

0 件のコメント: